「惜しみなく愛は奪う」ってどこのエロゲーだっけ

 と思ったら有島武郎だった。
 というわけで有島武郎によるエロゲメーカーがあったらという妄想を書きます。

『惜しみなく愛は奪う』
・メーカーの出世作。代表有島武郎が同タイトルのプロトタイプを夏コミで出していたのがメーカー立ち上げのきっかけ。
・30代熟女と不倫することが主眼だが、夫視点を選択しNTR作品としてプレイすることも可能。
・寝取った女を元旦那に寝取り返されるなど、画期的なNTRシナリオで話題に。
・あるヒロインのルートの夫視点は、寝取られた妻が更に高校生男子にハマり、その仲間のDQNとなんやかやあって新聞でそれを知るという鬱エンド。有名事件をパロディにした内容によって批判されたがそれがきっかけでブレイクとなった。
原画は佐野俊英さん的なイメージ

カインの末裔
・処女作がこれ。処女作らしくかなり力の入ったマニアックな内容。
・ボンテージ、ラバー、緊縛、お屋敷で監禁などハードでオーセンティックなSM。肉体改造有
・メインヒロインは20代後半〜30代。
・オペレーター役で登場するロリメイド(エロシーンなし)に人気が集まり、メーカーのマスコットキャラになった。
原画は聖少女さん的なイメージ

生れ出づる悩み
・同メーカー初のヒロインがアラサーでない作品。深夜アニメになったこの作品をきっかけに、ヒロインの年齢層が下がり作風もかなりマイルドになった。
養護教諭視点で高校生男女のイカれた恋を描く。カップルに割り込んで男女まとめていただいちゃう感じ。保健室プレイが多い。売春、ビッチ、レイプ、ヤリチンなど性的に逸脱しているキャラクターがピュアな恋をするみたいな。感じ。(飽きてきた)
・惜しみなく〜の鬱エンドに登場する高校生男子が登場し、リンクするエピソードがある。


 熟女やSM、調教、レイプなどが得意だったブランドが学園もののヒットをきっかけにメジャーな傾向に…みたいな。絵的にも生まれ出づる…以降は目がすごい縦長の半円みたいなタイプの萌え絵になっていくんだと思います。
 私有島武郎はほとんどまともに読んだことありませんが、ほんとは志賀直哉とかと同じ白樺派の純文学作家です。タイトルが中二臭くてエロゲっぽいんですよね、カインの末裔とかほんとに…なんかゼロ年代前半のライトノベル的と言いますか。タイトルがね。

 もうちょっとエロゲあるあるみたいなの仕込めたらよかったですね。勉強不足。
 どーでもいいけど有島武郎の弟がうちの親父が勤めてた会社の取締役だったそうでびっくりしました。