リュック・ムレ「食事の起源」

アップリンクF 13.10.6
リュック・ムレ「食事の起源」

食の流通、そこでの搾取の構造をひたすら追うみたいな感じ、フランスの話なのでそこに人種差別とか植民地の問題がからんでくる。
対象との距離感が自然でよかったし、単純に(工場見学的な意味で)映像が面白かった。マグロの解体シーンとか。最初から「こういう動機で映画会社にお金をもらってこの映画を作ります」という始まり方で終始そういうトーンなので、さいごに自分の問題に持ってくるのも自然な流れですっと受け入れられた。
リュックムレがどういう人なのかがよくわかる映画だったと思う。
バナナ作ってる旧植民地の人たちが、お金足りなくないかって言われると「これでなんとかするさ」って言うのが印象的だった、ポジティブにも見えるし、すんごいネガティブでもある。
労働喜劇もみたいなあ。

アップリンクにスケートボーダーがいっぱいいてびびりました。